太陽光発電と会計

Q.太陽光発電システムの設置費用を教えてください。

A.太陽光発電システムを始める際に設置費用として必要となる費用は、50kWの場合(1MWの場合)、概ね次の通りです。ただし、次の金額は一般的な設置方法による試算に過ぎず、設置方法や地域、土地の状況等によって違うことがありますので、留意が必要です。
 なお、面積については、1MW(1,000kW)であれば設置には約2ha(20,000�u)の土地が必要となります。

 モジュール・・・600〜700万円(1〜1.1億円)
モジュール枚数(1枚/200W)・・・250枚(5,000枚)
パワーコンディショナー・・・300万円(2,000〜3,000万円)
受変電設備・・・低圧のため不要。(2,000〜2,500万円)
架台・・・150万円(2,000〜2,500万円)
基礎工事・・・100〜150万円(1,000〜2,000万円)
電気工事(配線・接続・送電線敷設)・・・400〜500万円(5,000〜6,000万円)
諸経費・・・50万円(300万円前後)
EPC業者への支払い・・・全体の20〜25%(全体の10〜15%)
合計・・・2,000〜2,200万円(2.9〜3億円)
単価・・・40〜44万円/kW(29〜30万円/kW)  (出典:『環境ビジネス 夏号P33』より作成)

 ちなみに、設置後のランニングコストは、50kWの場合(1MWの場合)、次の通りです。ただし、設置する土地が自己所有の場合と借地の場合で、費用が違います。
 土地代・・・10〜15万円/年(200〜300万円/年)
 メンテナンス・・・10〜15万円/年(60〜100万円/年)
 計測監視システム運用・・・20〜50万円/年(20〜100万円/年)
 主任技術者(2MW以上必須)・・・低圧のため不要。(60〜100万円/年)
 動産保険・・・投資額の0.5〜2%(投資額の0.5〜2%)
 合計・・・40〜80万円/年(340〜600万円/年)

関連記事

  1. Q.再生可能エネルギーのうちで太陽光発電が選択される場合が多いの…
  2. Q.中小企業者等が太陽光発電設備を取得した場合において一定の条件…
  3. Q.太陽光発電のしくみは、どのようになっていますか?
  4. Q.太陽光発電設備を取得して用いた場合において取得価額の30%の…
  5. Q.太陽光発電の設置について、補助金制度は存在するでしょうか?
  6. Q.環境関連投資促進税制(グリーン投資減税)の適用を受ける場合の…
  7. Q.太陽光発電設備の耐用年数を教えてください。
  8. Q.太陽光発電設備より発生する売電収入に係る消費税の取扱いを教え…

ピックアップ記事

PAGE TOP